北海道大学寮歌祭 資料

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大正九年桜星会歌
瓔珞みがく

佐藤 一雄君 作歌
置塩  奇君 作曲


 瓔珞みがく石狩の
 源遠く訪いくれば
 原始の森は闇くして
 雪解の泉玉と湧く


 浜茄子紅き磯辺にも
 鈴蘭薫る谷問にも
 愛奴の姿薄れゆく
 蝦夷の昔を懐ふかな


 今円山の桜花
 歴史は旧りて四十年
 吾が学び舎の先人が
 建てし功はいや栄ゆ


 その絢爛の花霞
 憧憬れ集ふ四百の
 健児が希望深ければ
 北斗に強き黙示あリ


 想を秘めし若人が
 唇かたくほほえみつ
 仰げば高く聳え立つ
 羊蹄山に雪潔し


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