北海道大学寮歌祭 資料

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昭和六十年寮歌
沈黙の杜に

角田  勤君 作歌
佐々木徹也君 作曲


 沈黙の杜に春来告げる
 芳香馨し辛夷の花よ
 純白き残雪未だ消えやらず
 永き寒冬偲ばるる哉
 郷愁胸に充満つるとも
 されど恵迪此処に在り


 水恋鳥の哀しき聲に
 我故知らず涙流しぬ
 短き夏と認識りはすれども
 樹々色づきてはや盛夏逝きぬ
 哀愁胸に充満つるとも
 されど憧憬恵迪に在り


 弛むことなく唯時は逝き
 生きとし生けるものは去りゆく
 其は人の世の眞理なれども
 限れる生を燃やし尽くさむ
 追憶胸に充満つるとも
 されど恵迪永遠に在れ


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