北海道大学寮歌祭 資料

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昭和三十九年寮歌
偉大なる北溟の自然

司馬 威彦君 作歌・作曲


 偉大なるの北溟自然は
 我が眼前に限りなく広ごりて
 野に満てる清冽の気は
 雄々しくも気高く情懐もて
 嶮路遙かに辿り来し
 遊子が胸を今や満しぬ


 飃々の北風は荒び
 白銀の華大地覆えど
 そははろかなる古より
 汚れなき美の世界なれば
 若人はひたぶるの
 愁いを秘めて
 異邦ゆ憧憬れ集いぬ


 されど視よ我等が周囲を
 邪悪なる権力は四方に荒び
 我等が愛し誇らん自治の砦に
 暴逆の誡は課されんとす
 されば我が寮友よ腕むすびて
 今ぞ正義の旗を高くかかげん


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