北海道大学寮歌祭 資料

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昭和十四年寮歌
時潮の流転

望月 真三君 作歌
竹村 伸一君 作曲


 時潮の流転淙々と
 四季乾坤に巡り立つ
 去来常なく人変り
 有情無為の時鐘の音に
 孤城の爽春は未だ浅し


 遠く流離の春に来て
 此の高楼に春愁ひつつ
 郭公鳥の鳴くさへも
 多感の児等の情壊熱く
 懐古の涙溢るべし


 明日別れ行く旅人の
 春の夕べの宴遊かな
 かへらぬ絢夢をしのびつつ
 生命の故郷と慨嘆きしも
 すでに三星霜の草枕


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