北海道大学寮歌祭 資料

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第三十回記念寮歌
春未だ浅き

平城 鷹男君 作歌
宍戸 昌夫君 作曲


 春未だ浅き白楊の
 雪解の小路たたずめば
 しばし聞けとて私語の
 木の間もれくる夕嵐


 あはく足げに咲き出でし
 おぼろおぼろの水芭蕉
 なつかしの原始社肩とりて
 榾火をめぐり歌はなん


 長髪頬に戯むれて
 昔変らぬ風なれや
 今したたへん三十回の
 青史をかざす記念祭


 美酒の夜は更け行けど
 尽きぬ男子の黒潮を
 契の杯に汲み交わし
 常緑を祝う自治の宴


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