北海道大学寮歌祭 資料

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昭和十年寮歌
噫妖雲は

川村  真君 作歌
萩野 辰夫君 作曲


 噫妖雲は狂へども
 迪を恵めし若人等
 巍然四寮に立籠もり
 覚醒の歌高誦ふかな


 三年の契浅からず
 爛漫春を欺けど
 銀觴口辺にうつろへば
 名残の春を惜しむべし


 羊の群は去り行きて
 角笛遠くこだましぬ
 夏草深き丘上に
 月三更の陰冴ゆる


 月影淡き楡の陵
 記念の寮祭終るなり
 篝火焚きて我は今
 静かに宵を謳はなむ


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