北海道大学寮歌祭 資料

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昭和三年寮歌
郭公の声に

古河 勝夫君 作歌
宮本 正治君 作曲


 郭公の声に迷夢の夜は明けて
 紫紺の雲の色も褪めゆき
 春芝草に風のそよげば
 旭光は見よ東雲の沈黙を破り
 自然の精姿紅に揺らぎぬ
 讃へなん
 うら若き日の朝の神秘を


 白樺よポプラ並木よアカシヤよ
 春秋三度廻り去りなば
 若き生命は疾くに萎え果て
 逝にし日の宴遊の宵の夢も追ひ得じ
 此の経営に思想分ちし
 寮友よ心の記念永久に謳はん


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